もっかのベスト5!(2012/05/18)
東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。
1.【この空の花 長岡花火物語】
(長岡の模擬原爆、山古志村、東日本大震災……。数々の苦難への鎮魂と祈りとして捧げる花火。)
2.【宇宙兄弟】
(夢があっていいんでないかい。小栗旬さんの兄貴キャラ&岡田将生くんの弟キャラがハマり過ぎ~。)
3.【ポテチ】
(フツーっぽく見えてジワジワくる。伊坂幸太郎さん×中村義洋監督×濱田岳くんは相性抜群 !! )
4.【レンタネコ】
(イラストを提供しているくるねこ大和さんによると、荻上直子監督は「猫変態」なのだそうだ。)
5.【映画『紙兎ロぺ』つか、夏休みラスイチってマジっすか !?】
(TOHOシネマズの幕間ムービーのまさかの映画化。夏休みの空気感が案外ちゃんと郷愁を誘う。)
ゴールデンウィークもとっくに終わってしまったので、チャートをさっぱりと入れ替えてみました。
今回1位にした【この空の花 長岡花火物語】は、大林宣彦監督一流の大林節がいつもより何割か増しで色濃く盛り込まれていて、一言で言うとすっごいヘンな映画なんじゃないかと思います。本来、本作で語られているような戦争の体験や災害の体験って、時間も場所も本質もばらばらな出来事のはずなのですが、監督は溢れる感情にまかせてそれらをわわわわわーっと語り倒して、観ているこちら側は気が付いたらなし崩し的に圧倒されているという……。でも、きっと大林監督の目から見れば、これらの出来事は長岡の人々の心の中で通底しているものなのでしょうから、それでいいんです。映画とは本来、もっと自由で奇妙なものであっていいはずだと、大林監督の映画を観るたびに思い知らされます。
さて、今週は他に【ロボット】というインド映画も見たのですが……それについてはまた別稿で。