たそがれシネマ

最近見た映画など。

もっかのベスト5!(2012/06/29)

東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。

 

1.【道 白磁の人
(戦前の韓国の地で韓国の人からも敬愛された浅川巧さんという方を存じ上げなかった不明を恥じたい。)

 

2.【キリマンジャロの雪
(【マルセイユの恋】【幼なじみ】のロベール・ゲディギャン監督作。本作もマルセイユに暮らす庶民のお話。)

 

3.【ブラック・ブレッド
(スペイン内戦後のカタルーニャ。誰もが脛に傷を持ち過ぎだけど、それだけ厳しい時代だったっちゅうことでしょうね。)

 

4.【星の旅人たち
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼というとC・セロー監督の【サン・ジャックへの道】を思い出しますなぁ。)

 

5.【アタック・ザ・ブロック
(【ホット・ファズ】のエドガー・ライト総指揮。団地を襲撃するエイリアンと不良キッズ達の対決 ! )

 

(次点)【幸せへのキセキ
(話の展開に甘さはあれど、お家が動物園ってロマンがあるじゃな~い。)

 

(次点)【LOVE まさお君が行く!
(まさお君をうまく引き立てつつ売れない芸人の逡巡も演じ切る香取慎吾さんってハンパなく上手いと思う。)

 

(次点)【外事警察 その男に騙されるな
真木よう子さんや尾野真千子さんの熱演以上に、北朝鮮に渡った科学者役の田中泯さんのど迫力が必見 ! )

 

アキ・カウリスマキ監督の【ル・アーヴルの靴みがき】がとっくに公開されていたのを見過ごしており、もう少しでうっかり見逃してしまうところでした。危なかった~。しかし、今まで一回もこんなことしでかしたことなかったのに。ちょっとショックです。

 

今回は他に【ファウスト】【11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち】などの公開作もありましたが、前者に関しては例によってアレクサンドル・ソクーロフ監督のあまりの格調の高さに馴染めず、後者に関しては今までの人生でずっと理解不能だった三島由紀夫さんという方をやっぱり理解できるようにはなれませんでした。若い時の文学オンチってトシを食ってもやっぱり治ったりはしないですよね。お恥ずかしや。