もっかのベスト5!(2013/07/13)
東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。
1.【しわ】
(あまりにも正視しがたい老後の現実をアニメにくるんで提示してみせたホラー映画?)
2.【さよなら渓谷】
(現実だったら決してありえないような関係性を演技力と演出力で成立させてしまった力作。)
3.【コン・ティキ】
(YouTubeに本物のコン・ティキ号の記録映画があったけど、本当にこんな感じだったわ。)
4.【スタンリーのお弁当箱】
(インドの子供達が可愛い♪しかしあの悪役の先生が監督さんだったとは……。)
【真夏の方程式】は、少し話が拙速で、作りも雑な感じがしました。私の印象では、犯人の側の苦悩があんまり伝わってこなくて感情移入できないので、表面的にストーリーを追うだけに終始してしまうんですよね。前作の【容疑者Xの献身】が大変な傑作だっただけに、今回はちょっと残念に思われました。
斜陽の映画業界では映画を買ったり作ったりするお金が減っているせいで上映する映画が枯渇してきていると前から度々述べていましたが、この夏はその傾向が特に顕著に表れてくるような気がします。映画業界としては宮崎駿監督の新作さえヒットすれば当面それでいいのかもしれませんが、宮崎監督もさすがに今後あと何本も創れないでしょうし、その先どうするつもりなんだと真剣に思います。