たそがれシネマ

最近見た映画など。

もっかのベスト5!(2013/10頃)

 

うわーっ !! 10月の始めにちょっと旅行に行ってちょっと油断してたら、えらく時間が経ってしまいました。本当にどうもすいません……。すっかり遅くなってしまいましたが、東京近辺で10月頃に公開された映画のうち、オススメするベスト5を一応ご紹介しておこうと思います。

 

1.【そして父になる
(祝・大ヒット。是枝監督のネームバリューも上がったものよと思ったが、福山雅治さんという大きな勝因を忘れてた。)

 

2.【地獄でなぜ悪い
(そういえば10年くらい前の園子温監督は血みどろスペクタクル系の映画をたくさん作ってましたよね。)

 

3.【人類資金
(力作だけど、良くも悪くもエンターテイメント寄りで、若干予定調和的だったのがちと物足りなかった。)

 

4.【ムード・インディゴ うたかたの日々
ボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』、日本でも10年ほど前に利重剛監督が映画化してましたね。)

 

5.【今日子と修一の場合
(奥田家×柄本家のファミリーコラボ第一弾 !? いい作品だけど、震災と絡める必要は微塵も無い内容かなと。)

 

5.【「また、必ず会おう」と誰もが言った。
古厩智之監督のファンなんです。ティーンエージャーの逡巡を一番瑞々しく描ける監督さんだと思います。)

 

(次点)【眠れる美女
(イタリアで実際にあった尊厳死事件に着想を得た3つの物語のアンソロジー。)

 

(次点)【危険なプロット
フランソワ・オゾン監督の新作だけど、今回はストーリーが無理くさ過ぎじゃないでしょうか。)

 

この時期、他にもこのような映画もありました。

 

謝罪の王様】は、阿部サダヲ主演×宮藤官九郎脚本×水田伸生監督トリオの3作目。テンションの高いナンセンスな笑いに拍車が掛かっていたけれど、個人的にはナンセンスって苦手なんですよね……。せめてもう少し体力のある時に見たかったかも。何だかエネルギーを思い切り吸い取られてしまいました。

 

R100】は……何というか、全然分かりませんでした(orz)。でも、松本人志監督の作風はもともとカルト的だし、そういう分かりにくい映画だって存在していても別に構わないと私は思うんですよね。ただ、そのテの映画にしては予算を掛けすぎで、公開規模が大きすぎるという点だけが問題なのであって。だから、もっとローバジェットで無名な人を使ってゲリラ的に作って小規模に公開すればいいんじゃないのでしょうか。そうしたくないというのであれば、もっと多くの人に遡及するような分かりやすいものを作らなければビジネス的に成立しないのは仕方ありませんが、そこらへんをよく見極められていないのは、監督本人というよりは、カネを出す吉本の側の見識の問題ではないかと私は思います。