たそがれシネマ

最近見た映画など。

もっかのベスト5!(2014/10/04)

 

東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。

 

1.【ジャージー・ボーイズ
フランキー・ヴァリが『君の瞳に恋してる』を熱唱するシーンや、紆余曲折を経た4人が再開するシーンに涙した。)

 

2.【聖者たちの食卓
(インドのシク教の聖地「黄金寺院」には1日10万食が無料で平等に提供される「共同食堂」があるそうな。)

 

3.【イン・ザ・ヒーロー
(下積み俳優の意地のようなものにグッときた。唐沢寿明さんはかつてスーツアクターをしていた経験もあるらしい。)

 

3.【少女は異世界で戦った
金子修介監督の変態性が炸裂したカルト映画。美少女アクションにアイドル?でも嫌いじゃない。武田梨奈ちゃん出てるし。)

 

3.【フランシス・ハ
(熱意の空回り、人生順調にいっているというちょっとした虚勢。身に覚えがありすぎて赤面せざるを得ない。)

 

3.【舞妓はレディ
(【マイ・フェア・レディ】が元ネタと気付かないとは我ながら迂闊すぎ……。舞妓文化の入門編にはいいかもしれない。)

 

(次点)【ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古
(俳優じゃないんで深いところは分からないが、ジェントルで眼光鋭いブルック翁のように年を取りたいと思った。)

 

(次点)【柘榴坂の仇討
(時代が変わっても変えられない思いがある。中井貴一さんが不器用な主人公にぴったり。)

 

(次点)【るろうに剣心 伝説の最期編
(面白かったんだけど、それ以上の感想が浮かばないかもしれない……。)

 

 

【ジャージー・ボーイズ】は、『シェリー』などのヒット曲が有名なフォー・シーズンズを描いたミュージカルをクリント・イーストウッド監督が映画化したものだそうです。本作のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めているリード・ボーカルのフランキー・ヴァリさんは、80歳の今でも現役バリバリのレジェンド的存在だとのこと!YouTubeとかで最近の映像を検索してみても本当にカッコいいです!

 

ところで、蔡明亮ツァイ・ミンリャン)監督が【郊遊 ピクニック】を最後に映画監督をやめるらしいという話を聞いて少々驚きました。が、別のインタビューによると、劇場用映画から手を引くというだけであって、アートハウス用の芸術映画などは今後も作り続けるとのことです。ちょっと安心。本作を見てもやはり監督とはどこまでも感性が合わないなぁと痛感するのですが(笑)、個人的な好き嫌いに関わらず、監督には世界のどこかで映画を創り続けていて欲しいような気がするのです。

 

田中哲司さんという俳優さんを認識し始めたのは2006年の映画版の【魂萌え!】あたりでした。その後、2009年頃に仲間由紀恵さんとの交際が報じられた時に「タナテツ、やるな~。」と思ったのが懐かしいです。あの話はすっかりフェードアウトしたものだとばかり思っていたのに、今年になって片や大河ドラマ、片や朝ドラで重要な役どころを演じた後のこのタイミングで入籍って !! 嬉しくて涙がちょちょ切れました。思うに、交際開始当時にはまだまだ有名とは言い難かったタナテツさんが、既に国民的女優と言っていい存在だった仲間さんとお付き合いをするのは大変な話で、ましてやヨメに娶るなんてあり得ないくらいの勢いだったと思うのですよ。当人同士(と一部の熱心なファン)はよくても周りが納得しないというか……。それを、数年間で様々な作品に出演して独特の存在感を示し続け、個性派俳優としてすっかり認められる存在になってから晴れてご結婚とは!カッコイイぜタナテツ!そんなタナテツをちゃんと待ってた仲間さんもステキ!芸能人同士の結婚には結構辛めに言ってしまいがちな私ではありますが、お二人には本当に幸せになって戴きたいと心の底から願ってやみません。

 

そんな仲間さんの蓮さまが記憶に新しい『花子とアン』では、鈴木亮平さんがまんまとお茶の間に名の知れる存在になったのが嬉しい限りですが、今週から始まった『マッサン』も見どころがたくさんあって期待大ですね。主演のお二人にも存分に頑張って戴きたいですが、本作では何と言っても、女優としての早見あかりさんが世間に浸透するといいなと願っています。早見さんは、ももクロ脱退後、女優としてまだ本格的に認知されるには至っていない感がありますが、端正な顔立ちと、『ウレロ☆未確認少女』シリーズでバカリズムさん、劇団ひとりさん、東京03のお三方といった猛者を相手に堂々と向こうを張るだけのセンスがある方なので、世間がこれ以上放っておくはずがないと確信しています!