たそがれシネマ

最近見た映画など。

もっかのベスト5!(2015/01/02)

 

東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。

 

1.【ベイマックス
(どこを取っても文句の付けようがない完璧な出来栄え。とりあえず見にいって楽しんでくるのが吉。)

 

2.【ゴーン・ガール
(二転三転するサスペンスの中に現代の病理がいくつも盛り込まれているのが秀逸。彼等の魂に幸あれ。)

 

3.【バンクーバーの朝日
(野球だけが夢と希望だった。野球映画というより、カナダの日系移民の苦難の歴史の映画として見るべきだと思う。)

 

4.【寄生獣
(自分のイメージとは違ってるけど、これはこれで悪くない。ハリウッドでなく日本で創られて本当に良かった~。)

 

5.【エレナの惑い/ヴェラの祈り
(ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作。どちらも今日び珍しいくらいの文学的な香り高い秀作。)

 

5.【百円の恋
(ぐうたら女がボクシングに目覚める。肉体改造までやってのける安藤サクラさんの説得力がハンパない。)

 

5.【あと1センチの恋
(お互い想い合っているのに、ちょっとしたタイミングのズレですれ違い続ける二人がもどかしくも愛おしい。)

 

5.【ストックホルムでワルツを
スウェーデンのカリスマジャズ・シンガー、モニカ・ゼタールンド。トラウマから脱却するまでの成長の軌跡が麗しい。)

 

(次点)【ニューヨークの巴里夫(パリジャン)
(久々のセドリック・クラピッシュ監督作。中年男の逡巡がテーマだから、若い人にはあんまりウケないかも……。)

 

(次点)【幸せのありか
脳性麻痺の青年が知性と感情を発見されるまで。これが役者さんの演技だと途中までうっかり失念していた。)

 

(次点)【イロイロ ぬくもりの記憶
(フィリピン人メイドを普通に雇うなど、シンガポールの中流家庭の暮らしぶりが垣間見えるのが面白い。)

 

(次点)【海月姫
(あの原作をほぼそのまま三次元化してるのが凄くて、個人的に応援したい人ばかりのキャストなんで楽しい。)

 

今回は他にこのような映画もありました:

 

ロマン・ポランスキー監督の【毛皮のヴィーナス】は、“マゾヒズム”の語源となったマゾッホの小説『毛皮を着たヴィーナス』をモチーフにした戯曲の映画化、デヴィッド・クローネンバーグ監督の【マップ・トゥ・ザ・スターズ】は、ハリウッドでセレブリティと言われていたある一家を描いた物語です。どちらも巨匠が人間の本性をシニカルに描き出している作品ですが、その露悪的なテイストにはちょっとお腹いっぱいになりました。

みんなのアムステルダム国立美術館へ】は、ヨーロッパ屈指の美術館の一つであるアムステルダム国立美術館が、改修のため閉館した後何年も揉め続けた顛末を描いたドキュメンタリー【ようこそ、アムステルダム美術館】の続編です。映画としての出来は前作の方がよかったようにも思いますが、その後どうなったのか気になるじゃないですか。とりあえず、美術館は無事に再開に辿り着けたみたいでよかったです。

 

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

年内の更新に間に合わなかったよぅ~、と内心焦っているところ、杏さんと東出昌大さんの婚姻届提出のニュースの他に、染谷将太さんと菊地凛子さんが入籍したという超どビックリなニュースが……。いろいろ聞いている限り、杏さんと東出さんはお似合いだなぁと心から思うのですが、染谷さんと菊地さんは……どうなんでしょうね~。まぁどう転んだとしても芸の肥やしにはなりそうですから、それはそれでいいのかもしれませんが、この際ですから是非ともお幸せになって戴きたいと願ってやみません。