もっかのベスト5!(2015/09/11)
東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。
1.【フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように】
(遺言により未公開だったフリーダ・カーロの衣装や日用品を、日本の女性写真家が撮影。その過程を描いたドキュメンタリー。)
2.【薩チャン正ちゃん 戦後民主的独立プロ奮戦記】
(第二次大戦後、大手映画会社の支配に風穴を開けた山本薩夫監督や今井正監督らによる独立プロの物語。)
3.【ヴィンセントが教えてくれたこと】
(今やハリウッド1クソジジイ役が似合うようになったビル・マーレイ氏主演。ジェイデン・リーベラーくんカワユス。)
4.【彼は秘密の女ともだち】
(男性が女性化して女性との友情→愛情を育む、ってことでいいのかな?なんつーフクザツな話なの。)
5.【わたしに会うまでの1600キロ】
(母親が死んだからってそこまで自己破壊的になっちゃうの?まぁ実話だから仕方ないか。)
5.【ロマンス】
(本作のような等身大の大島優子さんもいい。彼女には今後更にいろんなジャンルの作品で活躍して戴きたい。)
5.【ピース オブ ケイク】
(♪たやすいことよね~と言うほどに容易くない恋愛あるある。ただ主演の二人の熱量が若干低そうに見える。)
(次点)【この国の空】
(いかにも荒井晴彦御大が好きそうな女性観だが、二階堂ふみさんはどう転んでも上手いわねぇ。)
(次点)【ふたつの名前を持つ少年】
(アウシュビッツ収容所解放70周年。ナチスから逃れ自力で生き抜こうとする少年の逞しさが秀逸。)
(次点)【ナイトクローラー】
(成功のためには手段を選ばないスクープ・ハンター。このえげつなさもアメリカという国の一側面なのだろう。)
夏バテ&夏休みボケから立ち直れずぼやぼやしているうちに1ヵ月以上経過してしまいました。毎度のことながら本当に申し訳ございません。もう公開が終わってしまった作品も含まれておりますが、悪しからずご了承下さい。
今回は他に以下のような作品も気になりました。
【くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ】は有名な絵本が原作のフランスのアニメです。【かぐや姫の物語】と同時に米国アカデミー賞にノミネートされていた時から気になっていたのですが、日本でもやっと公開されて嬉しい!私は動物が人間みたいな5本指になっている系の描写がちょっと苦手なのですが、それも気にならないくらい美しいパステル系の色調の画面が素晴らしいです。
【クーキー】は1997年公開の【コーリャ 愛のプラハ】のヤン・スヴェラーク監督の作品。主人公のクーキーを始めとする手作りっぽい人形達が展開するちょっとダークな物語は、いかにも人形劇&パペットアニメ大国のチェコの作品らしくって素敵です。