もっかのベスト5!(2013/02/02)
東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。
1.【東京家族】
(山田洋次監督の目線は小津安二郎監督よりかなり優しいと思う。)
2.【さよならドビュッシー】
(利重剛監督の10年ぶりの作品。橋本愛さんと清塚信也さんはそれぞれ必見です!)
3.【みなさん、さようなら】
(かくいう私も団地暮らし。団地の衰退はチバケンミンには死活問題でやんす……。)
4.【ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日】
(この自然の描き方はアジア人であるアン・リー監督ならではっていう気がする。)
5.【カラカラ】
(渇いた状態のオノマトペ。工藤夕貴さんはやっぱり上手いなぁ。)
5.【しあわせカモン】
(鈴木砂羽さんが演じる欠点だらけの母親の一所懸命さが絶品。ちょっと泣けてしまった。)
(次点)【アルバート氏の人生】
(グレン・クローズの演技力アピールのための企画。確かにオジサンにしか見えなくて凄いわ……。)
(次点)【塀の中のジュリアス・シーザー】
(刑務所で上演されるシェイクスピア劇、を上演する重罪犯たち、を映したメタ映画、かな?)
(次点)【つやのよる】
(ある女性に振り回された人々の群像劇。ヒロインを登場させずに描くのが面白い、のだろう。)
(次点)【映画 鈴木先生】
(思い切りいい子に育てることで逆にきちんと現実に向き合わせる、という発想が逆に斬新かも。)
2位の【さよならドビュッシー】の主演の橋本愛さんの目ヂカラがいい!【告白】や【桐島、部活やめるってよ】などに出演していらした方なんですね!春からのクドカンさん脚本のNHK朝ドラ『あまちゃん』にも主人公の親友役でご出演なさるということで、これからブレイク必至なのではないかと思います。
ところで。
映画館で演劇・歌舞伎・オペラ・コンサートなどの映画以外の作品を上映したり、スポーツやライブなどのパブリック・ビューイングを行ったりすることが増えている昨今の風潮はなんだかなーと常々思っているのですが、劇団☆新感線の舞台を撮影して上映する『ゲキ×シネ』のシリーズは、映像化との相性がいいのか、かなり成功していると思います。
現在、古田新太さんではなく小栗旬さんが主演を務めた『髑髏城の七人』が劇場で公開中なのですが、これは出色の出来でした!舞台経験も豊富な小栗旬さん・森山未來さん・早乙女太一さん・小池栄子さんらが映画やドラマとは違った色気や華や毒気を振り撒き、勝地涼さんや仲里依紗さんらが板についた三枚目ぶりを披露します。通常の映画料金よりは少々お高いのですが、演劇ならではのアドレナリン全開の息づかいや表情を捉えた映像は、わざわざ見に行くだけの価値はあると思います。