おばさんシネマ

最近見た映画など。

もっかのベスト5!(2014/11/02)

 

東京近辺で上映中の映画のうち、現在オススメするベスト5は以下の通りです。

 

1.【ナニワのシンセ界
(ぼやぼやしてる間に東京での上映が終わってしもうた!う~んごめんなさい……。)

 

2.【蜩ノ記
(分かりにくい武士の世界の機微が更に分かりにくいかも……外国人の皆様にはお勧めできないなぁ。)

 

2.【マルタのことづけ
(死にゆくお母さんと4人の子供達と天涯孤独な女性。彼らの絆を描く柔らかな視点が味わい深い。)

 

2.【誰よりも狙われた男
(P・S・ホフマンの最後の主演作。現代の対イスラムのスパイ活動についての知見がかなり新鮮だった。)

 

5.【まほろ駅前狂騒曲
(ドラマ版の大根仁監督は80年代シブヤ系、映画版の大森立嗣監督は70年代アングラ系って雰囲気がある。)

 

5.【悪童日記
(原作のイメージの再現には大成功している。が、主人公を外側から見ていることに不思議な違和感を覚えた。)

 

5.【小野寺の弟・小野寺の姉
(うちも中年姉妹で暮らしているのでちょっと親近感。向井理さんの役者としての貪欲さは支持したい。)

 

(次点)【ふしぎな岬の物語
(田舎暮らしってこういう綺麗ごとじゃ済まないと思う、けど、千葉の宣伝になってくれるならまぁいいか。)

 

 

またぼやぼやしている間に更新までちょっと時間が掛かりすぎてしまいました……なんかいろいろ反省中です。来年には時間の使い方とかなんとかを諸々改めたいと思います……多分。

 

1位の【ナニワのシンセ界】はシンセサイザーに関するドキュメンタリーです。シンセサイザーといえばかつてのYMOを思い出すくらいで、作曲や演奏がすべてコンピュータで出来てしまうようになった現在ではすっかり無用の長物になったと勝手に思い込んでいたのですが!かの大阪の地では、モジュラーというパーツを組み合わせて音を作り上げるモジュラーシンセサイザーを愛する文化が脈々と生き残り続けていたのだそうで、この大阪の皆様の尽力により、日本でもモジュラーシンセ界がまた盛り上がりを見せ始めているのだそうです。どうしてモジュラーシンセが大阪で生き残ったのか、という疑問点に関して、日本や世界のあちこちからいろいろなものを吸い上げて効率よく消費することで莫大なエネルギーを得ている東京圏と、訳の分からない生のエネルギーをそのまま抱え込むことで効率は悪いけれども全く未知のものを産み出す可能性を内包し続ける大阪圏の文化の違いがあるとする考察が面白かったです。東京での公開は一旦終了してしまいましたが、シンセサイザーという言葉に少しでも何か感じるものがある皆様は、お近くで見かける機会がございましたら是非ご覧になってみて戴きたいです。

 

その他にはこのような映画もありました:

 

ミニスキュル 森の小さな仲間たち】は実写とCGを組み合わせて虫たちの世界を描いたフランスのアニメで、以前、NHKでも放送していた作品です。正直、私はテレビ版の短編の方が好きで、このように尺を伸ばすことにはあまり意味を感じませんでしたが、『ミニスキュル』自体はもっとメジャーになって欲しいので、できれば、イオン系列の映画館だけで囲い込むのではなく、もっと幅広く公開して戴きたかったです。(注:都心にはイオンが無いので、都心部では公開されておりません!)ところで、本作の監督と脚本を手掛けているエレーヌ・ジローさんとトマス・ザボさんは、先年亡くなられたバンド・デシネの巨匠メビウス氏の実の娘さんとその旦那さんなのだそうです。知らんかったわ~。でもそう考えると、本作のこのクオリティもすんなり腑に落ちますけども。

 

ニンフォマニアック Vol.1】は、これから【…Vol.2】が公開されるので、そちらを待って感想を書きたいと思います。